福岡市の高島宗一郎市長と北九州市の北橋健治市長は13日、新型コロナウイルス対策に取り組む姿勢を示すとして、夏の賞与を全額カットするとそれぞれ発表した。
高島市長の支給予定額は約347万円だった。副市長や教育長などほかの特別職7人も30~50%削減する。市によると、市長と特別職計8人の削減額は計約970万円。高島市長は「市の医療・介護従事者応援基金に寄付したいが、公職選挙法でできない。賞与カットでコロナ対策などに使う」としている。
北橋市長は賞与約300万円の全額、副市長は5割、教育長と常勤監査委員が3割返上する。市によると計760万円に上るという。北橋市長は「少しでも対策の一助になればという思いで決めた」と話した。
福岡県の小川洋知事も今月から来年3月まで、賞与を含む給与の20%カットを実施している。削減額は計453万円。副知事など特別職の給与も12~15%減額している。(内田完爾、古川大二)
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